宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:43)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 7 --- ---
12/ 6 --- ---
12/ 5 --- ---

黒点 12/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
0977 4 β ---
0978 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:40 344 -1.5
-2 h 346 -1.9
-4 h 336 +0.7
-6 h 347 -1.0
-8 h 341 -1.7
-10 h 349 +0.1
-12 h 348 +1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
12/ 7 0.6 5x10^2
12/ 6 0.5 5x10^2
12/ 5 0.5 2x10^3
12/ 4 0.5 2x10^3
12/ 3 0.5 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/12/ 2 15:00 低速で穏やかな太陽風が続いています。小さな黒点が見えています。
2007/12/ 3 12:48 太陽風は低速で(320km/秒)、磁場強度も小さくなっています。黒点群が2つになっています。
2007/12/ 4 09:55 太陽風は一段と低速になっています(300km/秒)。磁気圏もたいへん穏やかです。
2007/12/ 5 10:23 太陽風に小規模の変化が始まっています。これから、400km/秒台まで上がりそうです。
2007/12/ 6 12:48 太陽風の速度は380km/秒まで上がりました。太陽の東からコロナホールが見えて来ました。
最新のニュース

2007/12/ 7 12:43 更新
978黒点群が上がって来ました。太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽の東側から、新しい黒点群が上がって来ました。
978黒点群です。
掲載の太陽写真でも、黒い点がいくつも見えていて、
これだけの黒点群が現れたのは、久しぶりです。

GOESのX線データも、全体のレベルがやや上がっています。
しかし、フレア活動は今のところ見えていません。
まだ、上がったばかりですので、しばらく様子を見る必要がありますが、
活発な群ではなさそうです。


太陽風は、350km/秒とやや低速の状態で落ち着いてしまいました。
磁場強度も3nTとやや弱まったままで、
太陽風はこのまま穏やかな状態で、次の高速風を迎えそうです。

太陽風が穏やかになったので、磁気圏活動もとても静かです。
AE指数、シベリア磁場データともに全く変化がありません。


SOHO EIT284では、コロナホールの姿が次第にはっきり見えて来ました。
27日前の、11月10日の写真と比較してください。
コロナホールの見え方が淡くなっているようです。
規模が小さくなって来ているのかもしれません。
明日、明後日と、よりはっきりと様子が見えるようになるでしょう。

このコロナホールによる高速太陽風は、10日くらいから地球にやって来ると予想されます。





SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

12/ 7 01:06 UT

11/10 00:06 UT


SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。