宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/11/28 10:23 更新 太陽風は通常の速度に戻りつつあります。これから穏やかな期間が続きます。 担当 篠原 宇宙天気の話題ではありませんが、SOHO LASCO C3カメラの視野にさそり座が姿を現しました。 頭から心臓のアンタレスまで、上半身が見えています。 球状星団のM4も、ぼんやりとにじんだ姿で写っています。 夏の星座であるさそり座は、太陽望遠鏡のSOHOでは冬に見ることができるのです。 これから10日ほどかけてLASCO C3の視野を横切って行きます。 さて、太陽風はゆっくりと速度を下げています。 450km/秒も割って、通常の速度に戻りつつあります。 磁場強度は4nTで、こちらはだいたい普段の強さです。 速度が下がって行くとともに、磁気圏も穏やかになっています。 AE指数、シベリア磁場データともに、小さな変化が一部で見える程度で、 全体的に静穏な状態になっています。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、太陽は全体的に薄ぼんやりと光っているだけで、 コロナホールも、活動的な領域も見られません。 たいへん穏やかな状態で、これから長く静かな太陽風が続くと予想されます。 昨日も解説しましたが、 27日周期の図の右端くらいになって、やっと太陽風に変化が見られるだろうという状況です。 一先ず、1週間は目立った変化は見られないでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日のレベルで頭打ちとなっています。 GOES11だけでぎりぎり10,000というところで、今後は次第に減少して行くでしょう。 太陽は無黒点に戻っています。 たいへん静穏です。 SOHO LASCO C3カメラの視野に、さそり座が見えて来ました。 (c) 宇宙天気ニュース、SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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