宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2007/11/24 12:24 更新 太陽風は高速状態が続いています(550km/秒)。これからゆっくりと下がって行くでしょう。 担当 篠原 高速太陽風のふたつめの山も、ピークを越えて速度が下がり始めています。 昨日600km/秒に上がっていた太陽風の速度は、 24日に入った頃、550km/秒に下がりました。 状態としては、高速の太陽風がまだ続いています。 速度が高かった間は、磁気圏もやや活動的でした。 AE指数(今日は掲載していません)では、 500nTくらいの小さめの中規模活動が連続的に見られています。 24日に入って、速度が下がり始めると、磁気圏への影響も弱まり、 AE指数は比較的穏やかになっています。 これから明日にかけて、太陽風はゆっくりと速度を下げて行くでしょう。 前周期では、もう一度小さな速度の山が来ていましたが、 今周期はどうなるでしょうか。 やって来るとすると、11月26日頃の変化です。 その後は、太陽風の速度が下がり、 とても穏やかな状態が2週間くらい続きます。 放射線帯の高エネルギー電子は、1000とやや高めの程度で、 大きな増加にはなっていません。 明日にかけてもう少し上昇すると思われるので、引き続き注目してださい。 ただ、警戒レベルまでの増加にはならないように思われます。 太陽は無黒点で、とても穏やかです。 何も見えない太陽が続きます。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。24日7時(世界時23日22時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|