宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/11/25 11:47 更新 再び太陽風の速度が上昇し、630km/秒とかなり高速の状態になっています。磁気圏活動も活発です。 担当 篠原 太陽風は複雑に変化をしています。 昨夜より、再び磁場強度と速度の上昇が見られ、 現在、太陽風は630km/秒とかなり高速の状態になっています。 27日周期の図を見てください。 11月21日以降、3回の高速太陽風の山がやって来ています。 この高速風の影響で、磁気圏の活動も再び活発化しています。 AE指数では、昨夜より500〜1000nTの中規模変動が連続的に見られています。 その様子は、シベリアの磁場データでも見ることができます。 今後の予測ですが、太陽風の変化が前周期と変わって来ているので、 繰り返しによる単純な予測というのは難しくなっています。 今日はSOHO EIT284の太陽コロナ写真を掲載していますが、 この写真では、コロナホールの姿はほとんど見えなくなっています。 ですので、高速風自体はこれから終息へ向かうことになります。 太陽風の磁場強度は、5nTのレベルを保っています。 従って、現在の高速状態はもうしばらく、 今日いっぱいくらいは続くのではないでしょうか。 磁場強度が3nTくらいに弱まると、本格的に速度の低下が始まります。 前周期の様子を参考にすると、明後日くらいには高速風は終わっていそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は増加して、警戒レベル(10,000)に近づいています。 現在の高速太陽風から考えて、明日には警戒レベルを超えている可能性があります。 今後、注意が必要となりそうです。 太陽では、ほぼ中心に小さく、957黒点群が出現しました。 SOHO EIT284の写真で、明るく光っている領域です。 とても小さな群です。 太陽の活動は静穏なままです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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