宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/11/27 10:06 更新 高速太陽風は終盤を迎えています。速度は500km/秒で、低下が続いています。 担当 篠原 昨日の夕方、26日18時(世界時26日9時)頃から、太陽風の速度の低下が始まりました。 600km/秒からゆっくりと下がって行き、半日ほどで500km/秒に落ちています。 この後も低下を続け、明日には普通の速度に戻っているのではないでしょうか。 太陽風の磁場強度も3nTに弱まっており、高速風の終盤らいし強度になっています。 速度が下がり始めたことと、磁場強度が弱まって来たため、 磁気圏のオーロラ活動も規模が小さくなっています。 AE指数では、500nTの変化がひとつ見えるだけで、あとは小さな変化だけです。 今後は一段と穏やかになっていくでしょう。 シベリア磁場データでも、3日前、2日前と活発な変化が記録されましたが、 昨日になって、小幅の変化に収まっています。 これから、長い静穏期間の始まりです。 27日周期の図を見てください。 前周期のグラフでは、図の右端までずっと静かな太陽風が続いています。 11月9日に小さな盛り上がりが見えますが、 ここは、450km/秒まで小さく速度が上がっただけです。 この領域の今周期の様子が楽しみですが、 本格的な高速風は更にその先、11月13日からでした。 11月9日は、今周期の12月6日。 11月13日は、12月10日に相当します。 ひとまず、これから10日間ほどは穏やかに過ぎて行くでしょう。 SOHO EIT284の太陽写真ものっぺりとしていて、コロナホールは見られません。 放射線帯高エネルギー電子は、ぎりぎりで警戒レベルの10000に達しています。 明日にかけて、もう少し上がるだろうと思いますが、 大きく上昇することはないでしょう。 衛星の運用では、しばらくの間注意が必要です。 太陽黒点は975群がかろうじて残っているようです。 掲載しているSOHOの写真では判別がつきません。 SOHO EIT284で、太陽の西側(左側)に明るく光っている領域です。 太陽はとても穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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