宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/11/22 18:59 更新 太陽風速度は、700km/秒に上がり、500km/秒に下がりました。高速風が続いています。 担当 篠原 昨日より、茨城県柿岡の地磁気観測所へ来ていました。 ここは気象庁が運営する、日本を代表する地磁気の観測所です。 こちらで、観測に使用する磁力計の校正試験を行っていました。 更新が遅くなり申し訳ありません。 昨日から始まった、高速の太陽風は、 昨夜のうちに700km/秒近くまで速度が上昇し、最高速度を迎えました。 今日に入ってから(22日0時、世界時21日15時以降)は低下に向かい、 既に500km/秒まで下がっています。 普通の高速風という程度の速度です。 27日周期の図より、前周期の変化と比較すると、 前周期は500km/秒以上が2日半くらい続いていました。 それと比べると、速度の下がり方はだいぶ早くなっています。 ただ、コロナホールの様子から考えると、このまま速度が下がってしまうというより、 500km/秒程度の風がもう数日続きそうに思われます。 そのあたりも、今後の変化に注目してみてください。 昨日の激しい活動の後、磁気圏はだいぶ落ち着いています。 昨夜いっぱいは、速度も高く、中規模のオーロラ活動が続いていましたが、 速度が下がって来た今日は、磁気圏はだいぶ穏やかになっています。 これは、太陽風磁場の南北成分が、 ほとんど0nT付近にあるということも影響しています。 まだ、太陽風の速度は高いですから、 引き続き中・小規模のオーロラ活動が期待できるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、やや増えた状態になっています。 引き続き増え続ける可能性が高いので、明日以降も注目してください。 太陽は無黒点のままです。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。22日16時半(世界時22日7時半) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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