宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/11/21 11:29 更新 太陽風磁場が大きく南を向き、磁気圏活動がたいへん強まりました。引き続き、高速太陽風が来ています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の磁場は大きく南向きに切り替わりました。 その結果、かなり活発な磁気圏活動が発生しました。 ACE衛星の図を見てください。 太陽風磁場の強度(白線)は、 昨日のニュース以降も更に上昇を続け、20nTに達しました。 南北成分(赤線)は、初めは北方向(プラス)に向いていましたが、 20日14時(世界時20日5時)頃に、南向き(マイナス)へゆっくりと切り替わって行きました。 切り替わった後も、南向きの強度は次第に強まり、 20日18時(世界時20日9時)には-10nTを超えるほどになりました。 この頃から、磁気圏活動が急激に活発化しました。 AE指数を見ると、20日14時(世界時20日5時)頃から700nTの中規模変動が始まり、 20日22時(世界時20日13時)以降は、 1500nTに達するたいへん活発な活動に発達しています。 激しい磁気圏活動は、21日6時(世界時20日21時)くらいまで続き、 以降は500nTくらいの変化に落ち着きました。 ACEを見ると、この頃に、磁場強度が5nTくらいまで弱まっています。 太陽風の磁気変動は、ここで一段落ついた様です。 太陽風の速度を見ると、この磁気変動の間は、 450〜500km/秒と、やや高速という程度でした。 磁気変動の終わり頃から本格的な上昇が始まり、現在は630km/秒に上がっています。 引き続いて、コロナホールによる高速太陽風がやって来たようです。 27日周期の図でも、今回の変動を見て下さい。 太陽風磁場にとても大きなふくらみができています。 赤線の南北成分が北から南に反転する様子もよく分かります。 磁場強度が弱まるとともに、速度が上がり始め、高速太陽風に移行しました。 この高速風は4〜5日程度続きそうです。 オーロラ活動もしばらく活発な状態が続くでしょう。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。21日7時(世界時20日22時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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