宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/11/17 11:06 更新 高速太陽風が終わりに近づいています。速度が500km/秒に下がりました。 担当 篠原 高速の太陽風が続いていますが、速度はゆっくりと下がり始めています。 昨日いっぱいは550km/秒を保っていたのですが、 今日に入って少し下がり、現在は500km/秒です。 一方、磁場強度は4nT程度を保っています。 今回は、磁場強度がそれほど弱らないまま、速度の低下を迎えています。 磁気圏のオーロラ活動は、依然小規模のままです。 AE指数では200〜300nTの変動が見える程度です。 ACEの磁場南北成分を見ると、多少南向きにも振れる様になってきたのですが、 振幅が小さいことや、速度が既に下がり始めていたことなどが影響したのでしょう。 この後、速度が更に下がると、磁気圏も更に穏やかになります。 と書いていたところで、AE指数の図の最後に500nTの山が現れました。 ACEを見ると、-3nTくらいの南向きが2時間程度続いていた時間帯です。 これくらいの南向きになれば、磁気圏もしっかりと反応する様です。 前周期は、引き続きゆっくりと速度が下がり、400km/秒台が4日間ほど続きました。 そして、次の高速風を迎えています。 今回は、昨日書いた様に、淡いコロナホールが新しく見える様になっていて、 その影響がしばらく残るかもしれません。 太陽風の速度がどこまで下がるか、注目したいところです。 そして、SOHO EIT284で、次のコロナホールが太陽の中心線に達しています。 タイミングは前周期とほぼ同じで、速度の上昇は21〜22日になると思われます。 放射線帯の高エネルギー電子は、ほとんど変化が見られません。 高速風は終わりに近づいていますので、これから上昇することはありません。 太陽の中心やや上に、新しい黒点群が出現しました。 974黒点群と番号が付けられています。 規模は小さく、X線のグラフは穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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