宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2007/11/18 12:05 更新 太陽風は通常の速度に戻りました。明後日まで、静穏に過ぎて行くでしょう。 担当 篠原 せっかく現れた太陽黒点974群は、わずか1日ほどで消えてしまいました。 黒点群リストにはβγの群として載っていますが、 最新の太陽写真では、黒点の姿は見えなくなっています。 太陽は無黒点に戻り、X線グラフも静穏なままです。 今回出現した974黒点群も、太陽の低緯度側に発生しました。 太陽活動が新しい周期に入ると、黒点が中緯度側に現れる様になります。 まだ切り替わってはいない様です。 太陽風は400km/秒へ速度を下げています。 通常の速度に戻りました。 27日周期の図で比べると、下がり具合は前周期よりもやや早まっています。 更に300km/秒台へ落ちて行くのか、400km/秒台を保つのか、 この後の変化にも注目してください。 AE指数を見ると、速度が下がりきる前の、図の前半部で、 250nTくらいの小規模のオーロラ活動が見られています。 太陽風の磁場がたびたび南寄りになったためです。 現在は速度が下がってしまいましたので、今後の磁気圏は穏やな状態が続くでしょう。 静かな太陽風、磁気圏は、明後日くらいまで続きます。 次の高速太陽風の到来は、21日か22日になりそうです。 SOHO EIT284では、コロナホールが太陽の中心南寄りに暗い姿を見せています。 放射線帯高エネルギー電子は、ほとんど変化がありません。 次の高速風まで、目立った変化は見られないでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|