宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:05)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/18 --- ---
11/17 --- ---
11/16 --- ---

黒点 11/18 (NOAA)
磁場 フレア
0974 3 βγ ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:49 404 -1.5
-2 h 408 -0.5
-4 h 413 +1.7
-6 h 407 +0.7
-8 h 418 -0.7
-10 h 451 -2.4
-12 h 451 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^2
11/18 0.6 8x10^2
11/17 0.5 7x10^2
11/16 0.5 5x10^2
11/15 0.6 4x10^2
11/14 0.5 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/11/13 10:47 太陽風の磁場が強まっています。高速風の太陽風が始まるのかもしれません。
2007/11/14 10:39 高速の太陽風がやって来ました。630km/秒に上昇しています。
2007/11/15 11:36 600km/秒台の高速太陽風が続いています。一時的にオーロラが活発化しています。
2007/11/16 10:19 600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏活動は小規模です。
2007/11/17 11:06 高速太陽風が終わりに近づいています。速度が500km/秒に下がりました。
最新のニュース

2007/11/18 12:05 更新
太陽風は通常の速度に戻りました。明後日まで、静穏に過ぎて行くでしょう。

担当 篠原

せっかく現れた太陽黒点974群は、わずか1日ほどで消えてしまいました。
黒点群リストにはβγの群として載っていますが、
最新の太陽写真では、黒点の姿は見えなくなっています。
太陽は無黒点に戻り、X線グラフも静穏なままです。

今回出現した974黒点群も、太陽の低緯度側に発生しました。
太陽活動が新しい周期に入ると、黒点が中緯度側に現れる様になります。
まだ切り替わってはいない様です。


太陽風は400km/秒へ速度を下げています。
通常の速度に戻りました。
27日周期の図で比べると、下がり具合は前周期よりもやや早まっています。
更に300km/秒台へ落ちて行くのか、400km/秒台を保つのか、
この後の変化にも注目してください。

AE指数を見ると、速度が下がりきる前の、図の前半部で、
250nTくらいの小規模のオーロラ活動が見られています。
太陽風の磁場がたびたび南寄りになったためです。

現在は速度が下がってしまいましたので、今後の磁気圏は穏やな状態が続くでしょう。
静かな太陽風、磁気圏は、明後日くらいまで続きます。
次の高速太陽風の到来は、21日か22日になりそうです。
SOHO EIT284では、コロナホールが太陽の中心南寄りに暗い姿を見せています。


放射線帯高エネルギー電子は、ほとんど変化がありません。
次の高速風まで、目立った変化は見られないでしょう。




SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。