宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/11/13 10:47 更新 太陽風の磁場が強まっています。高速風の太陽風が始まるのかもしれません。 担当 篠原 SOHO EIT284の太陽写真で、コロナホールが太陽の中心に大きく見えています。 今、速度の高い太陽風が地球に向かって飛び出しているところです。 コロナホールの先端(右端)は、太陽の西側半分の位置に近づいています。 ここは、高速太陽風の先頭が地球に到達するタイミングを測る、目安の位置です。 ACE衛星によると、現在の太陽風は速度400km/秒と通常の速度です。 磁場強度も、ここまでは5nTと普通の強さだったのですが、 今朝、13日7時(世界時12日22時)頃から急に強まり始め、 現在12nTくらいに上がっています。 高速太陽風が早くも到来するのかもしれません。 27日周期の図で前周期の変化を参考にすると、 高速風の回帰は、明日、14日になりそうです。 しかし、高速風の到来が1日程度前後することは普通に見られます。 磁場強度が10nTを超えて強まっているということから、 太陽風の変化がもうやって来ているという可能性は十分あります。 今後のACEのデータに注目して下さい。 磁場が強まり、速度が上がると、 磁場が南を向くことで、一気にオーロラ活動も活発化します。 アラスカのライブカメラにも注目してみてください。 ここまでの磁気圏活動はとても静穏です。 シベリアの磁場データで小さな変化がひとつ見えている程度です。 太陽は黒点は見られず、非常に穏やかです。 X線のグラフは完全に平らになっていて、観測機が壊れているかの様です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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