宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/11/14 10:39 更新 高速の太陽風がやって来ました。630km/秒に上昇しています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度が上昇を始めました。 数時間で一気に600km/秒に達し、その後やや速度を下げ、 再び上昇して600km/秒を超えるという変化になっています。 27日周期の図を見てください。 今周期は、1日半くらい変化が早まりました。 速度が上がった後も、磁場強度は10nTと強まったままでした。 しかし、南北成分は北寄りに推移しています。 このため、磁気圏への影響はそれほど大きくなりませんでした。 AE指数は、300nTくらいの小規模の変動にとどまっています。 それでも、1日中連続的に発生しているのは、速度がかなり高まったためでしょう。 シベリア磁場データも、変化は小刻みですが、ずっと続いています。 現在の太陽風は、速度は630km/秒に上がっていますが、 磁場強度が弱まって、5nTに落ちています。 高速風は最高速度に達したと思われます。 引き続き、現状程度の磁気圏活動が見られそうです。 SOHO EIT284の太陽写真を見てください。 太陽の中心部には、まだコロナホールが残っています。 このため、高速風はまだ4-5日くらい続きそうです。 到来は早まりましたが、終わりは前周期と同じくらいになりそうです。 2枚のSOHO EIT284写真で、前周期のコロナホールとも比較してください。 コロナが南北にちぎれて広がっているように見えます。 27日後の次の周期でも、ずいぶん違った顔になっていそうです。 太陽風の乱れを受けて、放射線帯の高エネルギー電子は大きく数を減らしています。 これから増加に転じると思います。 明日以降、変化に注目してください。 太陽は、今日も無黒点で静穏です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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