宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/11/ 9 10:03 更新 太陽風は低速ですが、やや速度が上がっています。磁場強度もやや強まり、オーロラを起こすようになるかもしれません。 担当 篠原 今日未明に入って、太陽風が多少乱れています。 速度が、280km/秒から340km/秒に上昇し、 磁場強度が、3nTから7nTに強まっています。 27日周期で、前周期10月12日に始まっていた変化が回帰したものと考えられます。 速度が上がったといっても、依然、平均以下の低速風です。 ただ、磁場強度が強まったことで、 南を向いた時に小規模のオーロラ活動を起こすようになるでしょう。 アラスカのライブカメラでは、少し楽しみな状況になったと言えます。 ここまでのところ、磁気圏はとても穏やかです。 AE指数、シベリア磁場データともに全く変化が見られません。 今後も、基本的には静穏な状態が続くでしょう。 SOHO EIT284の太陽コロナを見てください。 2枚掲載していますが、左が最新、右が27日前(太陽が1回転する期間)の太陽です。 注目して欲しいのは、東端(左端)に横に細長く見えるコロナホールです。 このコロナホールは、前周期の太陽ではほとんど見えていません(多少影が見えますが)。 今周期に入って、規模が大きくなった様です。 現在の位置から考えると、もう2日ほどで太陽の中心線に達し、 その3日後くらいから地球に影響を及ぼす可能性があります。 すると、13日くらいから太陽風の変化が始まるかもしれません。 前周期よりも高速風の到来がやや早まると予想されます。 明日、明後日とコロナホールはよりはっきりと見えるようになります。 再び前周期の様子と比較してみましょう。 太陽は無黒点のままです。 SOHO EIT284では、東の端から明るい領域が上がって来ましたが、 規模は小さく、黒点は伴っていませんでした。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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