宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/11/11 12:09 更新 太陽風の小さな乱れは終わり、速度は下がり始めています。次のコロナホールが、太陽の中心に達しています。 担当 篠原 昨日見られた、太陽風速度の盛り上がりは、 440km/秒に上がった程度で終わり、今朝に入って400km/秒へと下がっています。 磁場強度も3nTに弱っており、今回の小さな山は終わりを迎えています。 磁気圏もほぼ静穏でした。 シベリアの磁場データでは、小さな変化が見えた程度です。 太陽風磁場の南北成分が、比較的北に寄っていたことも影響したでしょう。 この後、太陽風は一旦落ち着いて、13日か14日から本格的な高速風を迎えます。 SOHO EIT284の太陽コロナ写真を見てください。 今日の写真と、27日前の写真を掲載しています。 今日の写真で比べると、どちらもあまり変わらない見え方をしています。 すると、太陽風の変化は前周期と似た展開になるのでしょうか。 27日周期の図から今後を予想すると、 日本時間で14日に入った頃から太陽風の磁場が強まり始めます。 それを追いかける様に、14日から15日にかけて速度が600km/秒台まで上がって行くでしょう。 速度が上がりかけの頃は、磁場強度が強まっているので、 オーロラや磁気嵐など、磁気圏の活動が強まりやすい期間です。 オーロラのライブカメラでは、14日から16日が特に狙い目となるでしょう。 今度の高速太陽風は、4-5日間程度続くと思われます。 放射線帯高エネルギー電子は、低いレベルで安定しています。 今回の太陽風の乱れでは、影響はありませんでした。 太陽は今日も黒点はなく、とても穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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