宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/11/ 6 12:36 更新 太陽風の速度はもう一段下がり(280km/秒)、たいへん穏やかになっています。 担当 篠原 太陽風は、速度が300km/秒を割って、280km/秒に下がっています。 かなり低速の状態になっています。 磁場強度も、これまでの4nTから2nTに弱まっています。 速度、磁場ともに、更に穏やかな状態に移行しています。 AE指数では、図の前半で400nTくらいの小規模の変動が発生しています。 太陽風は穏やかだったのですが、 この時間帯に、磁場が安定して南を向いていたためです(ACEの図の前半)。 南向き磁場の振幅は、-2nT程度と小さなものでしたが、 この影響で小規模のオーロラ活動が発生したと考えられます。 現在は、太陽風は一段と弱まっています。 ですので、今は、小規模のオーロラ活動すら発生しにくくなっています。 27日周期の図を見てください。 前周期の、10月11日にセクター境界が来ています。 太陽風磁場の大まかな方向が、 「太陽から地球向き(A)」から、「地球から太陽向き(T)」に切り替わったのです。 この頃の太陽風は、速度がとても下がっていて、磁場強度もかなり弱まっています。 このセクターの切り替わりが、明日くらいにやってくると予想されます。 太陽風が非常に穏やかになっているのも、前周期の回帰と見ることができます。 SOHO EIT284の太陽コロナ写真を見てください。 昨日のSTEREOで見えていた淡いコロナホールが、太陽の南半球(下半分)に見えています。 この影響で、明後日くらいから太陽風の速度がやや上がり、 磁場強度もやや強まりそうです。 ただし、変化の規模は小さそうです。 前周期は、目立った変化になっていません。 放射線帯の高エネルギー電子は、だいぶ数を減らしています。 小規模ながら、磁気圏活動が発生した影響でしょう。 太陽は無黒点のままです。 SOHOの写真の様子では、この状態はまだしばらく続きそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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