宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/11/ 7 10:29 更新 太陽風はとても低速で、磁気圏も穏やかです。1ヶ月ぶりに黒点が現れました。 担当 篠原 1ヶ月ぶりに太陽面に黒点が出現しました。 1枚めのSOHOの写真を見てください。 西(右)の端の方、赤道近くにとても小さく見えています。 知らされずに見ていると、見逃しそうな大きさです。 SOHO EIT284の写真も参考にしてください。小さく明るい点が見えている辺りです。 最後に黒点が見えていたのは、10月8日でした。 ほぼ1ヶ月、無黒点が続いていたことになります。 ただ、この大きさでは、明日にはまた消えているかもしれません。 今回も、黒点が出現したのは低緯度側で、 太陽周期の切り替わりを示す、高緯度側の出現はまだでした。 宇宙天気ニュース左側の黒点表示欄に、初めて黒点情報が記されました。 ちゃんと動作しているところを初めて見ていただいたことになります。 太陽風は更に速度が下がっています。 現在は260km/秒に落ちています。 太陽風としては、ほとんど最低レベルの速度です。 磁気圏の活動もほぼ静穏です。 AE指数では、小さな変化が見られる程度です。 27日周期の図を見ると、セクター境界が1日ほど早くやって来ました。 既に、「A」から「T」へ切り替わっています。 前周期は、セクターが切り替わった後に、 太陽風の速度がやや上がり、磁場強度が強まってやや乱れるという変化が始まりました。 今周期はどうなるでしょうか。 SOHO EIT284では、淡いコロナホールは次第に西側に移動しています。 今日あたりから、影響が見られるかもしれません。 SOHO MDIカメラによる、11月7日5時(世界時6日21時)の太陽。西の端に小さく、1ヶ月ぶりの黒点が見えています。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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