宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:36)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 4 --- ---
11/ 3 --- ---
11/ 2 --- ---

黒点 11/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:30 308 -0.3
-2 h 314 +1.3
-4 h 313 -0.5
-6 h 310 +0.1
-8 h 312 -0.1
-10 h 318 -0.7
-12 h 312 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -9 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
11/ 4 0.6 3x10^3
11/ 3 0.6 6x10^3
11/ 2 0.5 7x10^3
11/ 1 0.5 7x10^3
10/31 0.7 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/10/30 12:16 高速太陽風がやってきました。速度は600km/秒に上がり、オーロラも活発です。
2007/10/31 10:17 太陽風の速度は下がり始めています(450km/秒)。高速風は規模が小さくなっています。
2007/11/ 1 13:03 太陽風の速度は下がり続け、通常の速度に戻りました。これから2週間くらい穏やかになるでしょう。
2007/11/ 2 10:06 低速の太陽風が始まりました(360km/秒)。しばらくとても静穏な状態が続くでしょう。
2007/11/ 3 10:32 太陽風の速度は更に下がり(300km/秒)、宇宙天気全体がとても静かです。
最新のニュース

2007/11/ 4 10:36 更新
低速の太陽風が続いています(320km/秒)。磁気圏もとても静かです。

担当 篠原

速度の遅い太陽風が続いています。
太陽風の速度は、昨日より320km/秒で安定した状態が続いています。
磁場強度も4nTでほぼ安定しています。

速度が遅いので、磁気圏内もかなり静穏です。
AE指数では、200nTほどの小さな活動がひとつ見えているだけです。
太陽風が遅いといっても、南向き磁場の変化によってこの程度の活動は起こります。
ただ、これ以上活発な変化にはつながらないでしょう。
(速度が遅くても、磁場強度が強まっている場合は、状況が異なります)


SOHO EIT284の太陽写真を見て下さい。
暗いコロナホールも、明るい活動的な領域も、どちらも見られません。
とても穏やかな太陽面です。

このため、27日周期で予想される通り、この静穏な状態は長く続くでしょう。
細かく見ると、11月7日頃にセクター境界がやってきます。
その後、多少、太陽風磁場がざわつくかもしれません。

本格的な太陽風の乱れは、14日頃と予想されます。
明日になると、掲載している27日周期の図でもその様子が見えてきます。


放射線帯高エネルギー電子は、ゆっくりと減少を続けています。

太陽は無黒点です。
X線のグラフは全く変化がありません。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。