宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/10/30 12:16 更新 高速太陽風がやってきました。速度は600km/秒に上がり、オーロラも活発です。 担当 篠原 高速の太陽風が回帰して来ました。 始まりのタイミングは、前周期よりもやや早まっています。 ACE衛星によると、30日0時(世界時29日15時)くらいから、太陽風の速度が上がり始めました。 それまでの450km/秒から、10時間ほどかけて600km/秒に上昇しています。 最高速度は前回とほぼ同様です。 太陽風磁場の南北成分は、昨日以降、南にかたよった状態にありました。 そのため、一旦速度は下がっていたものの、小規模のオーロラ活動が続いていました。 そして、速度が上がり始めるとともに、活動の規模は大きくなり、 AE指数で1000nTに達する活発な変化が起こっています。 シベリアの磁場データも、大きな変化が一気に発生しています。 高速風の領域は、それほど大きくありません。 今日いっぱい速度の高い状態が続いて、明日には低下を始めるでしょう。 太陽風は、明後日には通常の状態に戻っていそうです。 アラスカのライブカメラでオーロラを楽しむなら、今日と明日でしょう。 天候もよさそうなので、チェックしてみてください。 放射線帯の高エネルギー電子は、磁気圏の擾乱によって大きく数を減らしています。 高速風の後半に再び増加して来ると思いますので、 しばらく注目してください。 太陽は無黒点で、とても穏やかです。 今日のSOHO EIT284をよく見てください。 見事なほど、明るいところが全くありません(暗いところもないですね)。 本当に静かな太陽です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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