宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:03)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 1 --- ---
10/31 --- ---
10/30 --- ---

黒点 11/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:48 393 +0.4
-2 h 400 -0.4
-4 h 402 -1.3
-6 h 415 -1.3
-8 h 427 -1.1
-10 h 434 -0.8
-12 h 441 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
11/ 1 0.5 7x10^3
10/31 0.7 5x10^3
10/30 0.5 2x10^4
10/29 0.5 3x10^4
10/28 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/10/27 12:05 高速の太陽風が続いています(580km/秒)。オーロラも活発に発生しています。
2007/10/28 20:23 太陽風の速度はゆっくりと下がり、高速風は終わりに近づいています。
2007/10/29 12:39 地球は高速風帯を抜け出しました。明日、次の高速風がやって来そうです。
2007/10/30 12:16 高速太陽風がやってきました。速度は600km/秒に上がり、オーロラも活発です。
2007/10/31 10:17 太陽風の速度は下がり始めています(450km/秒)。高速風は規模が小さくなっています。
最新のニュース

2007/11/ 1 13:03 更新
太陽風の速度は下がり続け、通常の速度に戻りました。これから2週間くらい穏やかになるでしょう。

担当 篠原

昨日より、太陽風の速度は低下を続けています。
先ほど400km/秒を割ったところです。

太陽風が落ち着いて来て、磁気圏活動は概ね静穏です。
AE指数では200〜300nTの小さな変化が続いて見えています。
これは、太陽風磁場が小振幅ながら(-2nT以下)、
ずっと南寄りになっていたためでしょう。

ここで太陽風の速度が高ければ、もう少し大きな活動になったでしょう。
オーロラ活動の規模は、太陽風の速度と磁場の南向きの強さに関係しています。


27日周期の図を見てください。
今回の小規模の高速風が過ぎると、このあとかなり長い期間低速で穏やかな日が続きます。
前周期のグラフでは、10月6日以降、400km/秒以下の低速風が
図の右端(10月14日)まで続いています。

左のリンクから、27日周期の図の完全版を選んでください。
太陽風の変化は、10月18日になってやっと始まっています。
これは、今周期では11月14日に相当します。
これから約2週間、とても静かな日が続くと予想されます。

SOHO EIT284の太陽コロナ写真を見てください。
全体が完全にのっぺりとしていて、
明るいところも、暗いところも、ほとんどむらがありません。
27日周期の図の予想通りに、今後は進みそうです。


放射線帯高エネルギー電子は、やや高めのところで安定しています。
今後は、ゆっくりと減少していくでしょう。

太陽は無黒点で、とても穏やかです。
こちらも全く変化が見られません。
黒点が最後に見えたのは、10月8日でした。
このまま1ヶ月に達するかもしれません。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。