宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/10/31 10:17 更新 太陽風の速度は下がり始めています(450km/秒)。高速風は規模が小さくなっています。 担当 篠原 早くも太陽風の速度は下がり始め、450km/秒とやや高速の風になっています。 27日周期の図で、太陽風速度のグラフを前周期と比べてください。 ぽつんと小さな山が孤立したような形になっています。 数日前に見えていた、発生源のコロナホールは、 前周期よりも淡くなったように見えていました。 その変化が、このような太陽風につながったのかもしれません。 磁気圏では、小規模のオーロラ活動が続いていました。 太陽風磁場が、-2nTくらいと弱いながらも、南向きの傾向が続いているためです。 300〜500nTの変化が、AE指数で頻繁に見えています。 現在は、速度がだいぶ下がってしまったので、 今後のオーロラ活動は穏やかになるでしょう。 見られても、せいぜい300nTくらいの変化になるのではないでしょうか。 この後の変化ですが、速度がすぐに下がってしまうのか、 現状のやや高めの値を保つのか、興味があります。 コロナホールは、淡くはなっていましたが、ある程度見えていました。 ですので、速度は一気には下がらず、明日くらいまでは今の状態が続くかもしれません。 いずれにしても、磁気圏は比較的穏やかな状態が続くでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、やや戻しましたが、大きな値ではありません。 太陽風の乱れも小規模でしたから、 今回はこのまま警戒レベルに達することはないでしょう。 太陽はとても穏やかです。 現在も黒点はなく、黒点が出現しそうな明るい領域も見られません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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