宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 2 --- ---
11/ 1 --- ---
10/31 --- ---

黒点 11/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:06 361 -1.0
-2 h 366 +2.2
-4 h 360 -0.4
-6 h 355 -0.4
-8 h 362 -0.1
-10 h 369 -1.1
-12 h 378 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^3
11/ 2 0.5 7x10^3
11/ 1 0.5 7x10^3
10/31 0.7 5x10^3
10/30 0.5 2x10^4
10/29 0.5 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/10/28 20:23 太陽風の速度はゆっくりと下がり、高速風は終わりに近づいています。
2007/10/29 12:39 地球は高速風帯を抜け出しました。明日、次の高速風がやって来そうです。
2007/10/30 12:16 高速太陽風がやってきました。速度は600km/秒に上がり、オーロラも活発です。
2007/10/31 10:17 太陽風の速度は下がり始めています(450km/秒)。高速風は規模が小さくなっています。
2007/11/ 1 13:03 太陽風の速度は下がり続け、通常の速度に戻りました。これから2週間くらい穏やかになるでしょう。
最新のニュース

2007/11/ 2 10:06 更新
低速の太陽風が始まりました(360km/秒)。しばらくとても静穏な状態が続くでしょう。

担当 篠原

太陽風の速度は400km/秒を割り、360km/秒まで下がっています。
長い低速風期間の始まりです。
これから11月13日くらいまで、速度300km/秒台の穏やかな太陽風が続くと予想しています。
掲載している27日周期の図では、次にやってくる高速風はまだ見ることができません。

その間は、磁気圏も穏やかな状態が続くでしょう。
昨日も、AE指数は200nTくらいの小さな変化が見られる程度で、
目立った変化は見られませんでした。

SOHO EIT284の太陽コロナを見てください。
左が最新の太陽です。
完全にぼんやりとしています。

右の写真は27日前の太陽です。
この時は、南東(左下)に淡いコロナホールが見えていたのですが、
これも現在は消えてしまった様です。
(ただし、このコロナホールは、地球へほとんど影響を及ぼしませんでした)

太陽活動が、極小期の最後の部分を迎えているのでしょうか。


放射線帯高エネルギー電子は、やや高めのレベルで安定しています。
磁気圏が静穏な場合、高エネルギー電子の減少ペースはとてもゆっくりです。
増えることはありませんが、完全に低いレベルに下がるには1週間くらいかかるでしょう。
27日の図の前周期の変化を参考にしてください。

太陽は無黒点で、とても穏やかです。




SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

11/ 1 19:06 UT

10/ 5 19:06 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。