宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:34)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/25 --- ---
10/24 --- ---
10/23 --- ---

黒点 10/25 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:30 347 -0.1
-2 h 358 +1.1
-4 h 369 -0.2
-6 h 370 +0.5
-8 h 374 +2.3
-10 h 366 +2.9
-12 h 374 -1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -10 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^2
10/25 0.6 2x10^3
10/24 0.6 3x10^3
10/23 0.6 4x10^3
10/22 0.5 3x10^3
10/21 0.6 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/10/20 10:50 600km/秒台の高速の太陽風が続いています。オーロラも活発です。
2007/10/21 11:52 高速風が続いていますが、速度が500km/秒台前半に下がって来ました。
2007/10/22 12:41 太陽風は速度が下がって、通常の状態に戻りつつあります。磁気圏は穏やかです。
2007/10/23 11:55 太陽風はやや高めの速度で安定していて(450km/秒)、オーロラ活動も発生しています。
2007/10/24 10:08 太陽風の速度は下がりましたが、小規模のオーロラが続いています。これから高速風がやって来るでしょう。
最新のニュース

2007/10/25 12:34 更新
低速の穏やかな太陽風が続いています。高速風の到来はこれからです。

担当 篠原

今日は更新が遅くなりました。
今後も、月曜と木曜はこの時間になると思います。


予想を裏切って、穏やかな太陽風が続いています。
速度は350km/秒と低く、磁場強度も2〜4nTに弱まったままです。

27日周期の図を見てください。
前周期よりも半日程度、高速風の到来が遅れています。

セクターのグラフを見ると、
こちらはやや遅れる程度で「T」から「A」に切り替わっています。
ですので、そろそろ磁場強度、速度にも変化が現れるのではないかと思います。

SOHO EIT284の太陽写真では、コロナホールは十分西側に移動しています。
タイミングとしては、高速風がやって来てもよい頃です。


ここまでの磁気圏は、概ね静穏です。
小規模のオーロラ活動がAE指数で見えていますが、時間も短いものです。
この後も、太陽風に変化が始まるまでは、静穏に過ぎて行くでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、静かに現状を保っています。
高速風の到来までは、問題はありません。

太陽は黒点の無い、穏やかな状態です。
X線のグラフも低いですが、SOHO EIT284に明るい部分が全く見えていません。
たいへん静かであることがよく分かります。




SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。