宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2007/10/25 12:34 更新 低速の穏やかな太陽風が続いています。高速風の到来はこれからです。 担当 篠原 今日は更新が遅くなりました。 今後も、月曜と木曜はこの時間になると思います。 予想を裏切って、穏やかな太陽風が続いています。 速度は350km/秒と低く、磁場強度も2〜4nTに弱まったままです。 27日周期の図を見てください。 前周期よりも半日程度、高速風の到来が遅れています。 セクターのグラフを見ると、 こちらはやや遅れる程度で「T」から「A」に切り替わっています。 ですので、そろそろ磁場強度、速度にも変化が現れるのではないかと思います。 SOHO EIT284の太陽写真では、コロナホールは十分西側に移動しています。 タイミングとしては、高速風がやって来てもよい頃です。 ここまでの磁気圏は、概ね静穏です。 小規模のオーロラ活動がAE指数で見えていますが、時間も短いものです。 この後も、太陽風に変化が始まるまでは、静穏に過ぎて行くでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、静かに現状を保っています。 高速風の到来までは、問題はありません。 太陽は黒点の無い、穏やかな状態です。 X線のグラフも低いですが、SOHO EIT284に明るい部分が全く見えていません。 たいへん静かであることがよく分かります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|