宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/10/20 10:50 更新 600km/秒台の高速の太陽風が続いています。オーロラも活発です。 担当 篠原 600km/秒を超える、たいへん高速の太陽風が続いています。 ACEの現在のデータは、700km/秒に達しつつあります。 速度が高まっているため、オーロラ活動も活発に続いています。 AE指数では、500〜1000nTの中規模の変動がたびたび観測されています。 AEの図を見ると、前半はややおとなしく、後半に入ってより活発化しています。 これは、太陽風磁場と関係している様に思います。 ACEの磁場強度(白線)と、南北成分(赤線)を見てください。 磁場強度としては前半の方が強く、10nT近くあります。 一方、後半は弱まって、5nTに下がっています。 しかし、南北成分を見ると、 前半は振幅は大きいものの、北側(プラス側)に偏って推移しています。 一方、後半は振幅は弱まっていますが、 0nTを中心に、南北両方に振れる様に変わっています。 オーロラを起こすためには、太陽風の磁場が南を向く必要があります。 このため、磁場がより南を向く様になった図の後半部で、 地上のオーロラもより活発化したと考えられるのです。 SOHO EIT284の太陽写真では、コロナホールが太陽の中心を通り過ぎつつあります。 このことから、高速風の最後尾がやってくるまで、 もう3日間は速度の高い風が続きそうです。 この傾向は、27日周期の図でも見ることができます。 前周期は9月26日まで高速風が続きました。 これは、今周期の10月23日に相当します。 また、EIT284では、太陽の東側(左側)に次のコロナホールが見えています。 明日くらいに、前回の様子と比較することにしましょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、まだ目立った増加はしていません。 これからだと思いますので、今後の変化に注目してください。 また、太陽は無黒点のままで、穏やかな状態が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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