宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/10/19 10:21 更新 高速の太陽風がやって来ました(600km/秒)。オーロラも活動的になっています。 担当 篠原 今日は、太陽観測衛星「ひので」のX線画像を紹介します。 ひのでの画像は、宇宙天気ニュースでは初掲載です。 太陽の中央部にコロナホールが広がり、 池の中に島があるかの様に、そのまん中に明るい領域が見えています。 また、この写真では、北極域のコロナホールもはっきりと見ることができます。 ひのではほぼ1年前、2006年9月に鹿児島から打ち上げられました。 X線、極紫外線、可視光などの望遠鏡を搭載していて、 すばらしい太陽画像を撮影し続けています。 昨日掲載したSOHO EIT284の写真と比べてみてください(こちらは極紫外線です)。 また違った印象の太陽の姿を見ることができます。 さて、昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は10nTに達しました。 やがて、速度もゆっくりと上昇を始め、ほぼ一日かけて600km/秒に上がっています。 高速の太陽風が回帰して来ました。 それとともに磁気圏も活動的に変わり、 500〜800nTくらいの中規模のオーロラ活動が度々発生しています。 現在、太陽風の磁場強度は5〜10nTの間をゆっくりと変化しています。 速度が高まって、磁場強度も強まっている現在は、 磁気圏活動が活発になりやすい期間です。 明日くらいにかけては、オーロラも活発に見られるでしょう。 アラスカのライブカメラでお楽しみください(天候が気がかりですが)。 太陽風の速度は、もうしばらく上昇を続けると思われます。 27日周期で見ると、最高速度は明日くらいにやって来そうです。 太陽風の磁場強度が5nTを割ってしまうくらいまでは、速度の変化に注意が必要です。 SOHO EIT284の写真では、太陽の東側(左側)に次のコロナホールが姿を見せています。 現在の高速風の通過後に、次の高速風をもたらすことになるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、現在は低いレベルです。 高速風の中盤から上昇を始めると予想されます。 今後の変化に注意してください。 太陽は無黒点で、たいへん静かな状態が続いています。 情報BOXで黒点群の掲載を始めて10日経ちましたが、 いまだに黒点群を表示したことがありません・・・ 「ひので」衛星による、太陽のX線画像。18日3時(世界時17日18時)。中心部に明るい領域を持つコロナホールが印象的です。 (c) 国立天文台 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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