宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:01)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/17 --- ---
10/16 --- ---
10/15 --- ---

黒点 10/17 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:48 333 -0.5
-2 h 341 +0.0
-4 h 348 +2.4
-6 h 345 +3.8
-8 h 336 -1.7
-10 h 334 -3.0
-12 h 339 -3.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -7 -/ -
-2 h -5 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^1
10/17 0.5 2x10^2
10/16 0.6 2x10^2
10/15 0.6 5x10^1
10/14 0.8 4x10^2
10/13 0.6 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/10/12 10:09 260km/秒とたいへん速度の遅い太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
2007/10/13 11:14 太陽風はやや速度が上がりましたが、低速風が続いています。磁気圏も穏やかです。
2007/10/14 10:00 低速の太陽風が続いています。磁気圏もとても静かです。
2007/10/15 12:46 太陽風は低速ですが、磁場が南を向き、オーロラが活動的になりました。
2007/10/16 10:11 300km/秒と速度の遅い太陽風が続いています。コロナホールが太陽の中心に達しています。
最新のニュース

2007/10/17 10:01 更新
太陽風の速度は340km/秒と低速で、磁気圏も概ね静穏です。明日以降高速風がやってきます。

担当 篠原

太陽風は少し速度を上げて、340km/秒になっています。
低速であることに変わりはありません。

磁場強度は、4nT前後で推移しています。
南北成分を見ると、その強度いっぱいに南北にゆっくりと変化しています。
ACEの図の真ん中あたりで、南向きが数時間続くところがあり、
この時間帯に、AE指数で400nTくらいのオーロラ活動が発生しました。
速度が遅いので、変化は小規模でした。

その他はほとんど活動はなく、磁気圏は基本的に静穏です。


太陽風は、今日いっぱいは穏やかに過ぎて行くでしょう。
明日の後半か明後日くらいから、高速風がやって来ると予想しています。

SOHO EIT284の太陽写真を見てください。
最新と、27日前の写真を比較しています。
コロナホールはだいたい似た様な場所に広がっています。
ただ、明るい領域が コロナホールのまん中に入り込んできて、
コロナホールは全体的に淡くなったようにも見えます。

この変化が高速太陽風にどのような影響を与えるのでしょうか。
これからやってくる高速風は、
前周期は最高速度が700km/秒近くに達し、高速風は5日ほど続きました。
この規模が今後の太陽風擾乱の目安になります。


放射線帯の高エネルギー電子は、低いレベルで安定しています。
高速風がやってくると上昇する可能性がありますので、
高速風到来後は変化に注目してください。

太陽はとても静穏です。
無黒点が続いています。




SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

10/16 13:06 UT

9/19 13:06 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。