宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/10/15 12:46 更新 太陽風は低速ですが、磁場が南を向き、オーロラが活動的になりました。 担当 篠原 低速の太陽風が続いています。 速度は310km/秒とかなり低速で安定しています。 一方、磁場強度は5nTと普通のレベルです。 注目されるのは、磁場の南北成分が昨日から南寄りに推移していたことです。 ACEの図を見てください。 4時間ほど欠けてしまいましたが、14日9時(世界時14日0時)ころから、 -5nTくらいの南向きが14日20時(世界時14日11時)まで続いていたのです。 そのため、磁気圏のオーロラ活動がやや活発になりました。 AE指数で300〜500nTの活動が記録されています。 アラスカではきれいなオーロラも見えていました。 その後、南北成分が一旦北寄りに変わり、磁気圏は穏やかになりました。 このように、太陽風が低速でも、 磁場の変動によってオーロラが強まることがあるのです。 とはいえ、太陽風自体は、もう3〜4日くらい低速が続きそうです。 今日はSTEREOの太陽コロナ写真を掲載します。 これを見ると、太陽の東側(左側)から中心付近にかけて、 三角形にコロナホールが分布しています。 STEREOは1日程先の様子を見ているので、 地球から見るコロナホールが太陽の中心に達するのは明日くらいになるでしょう。 そこから計算すると、本格的な太陽風の変化は4日後くらいになるかもしれません。 しかし、前周期の様子を加味すると、18日からは注意が必要になるでしょう。 今度やって来る高速風は、前回は最高速度が700km/秒近くに達し、 5日ほど高速状態が続きました。 活発なオーロラも見られています。 太陽は無黒点が続いています。 コロナホールの近くにやや明るい領域が見えますが、 磁場の構造はあるものの、黒点にまでは発達していません。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。15日6時(世界時14日21時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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