宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:11)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/16 --- ---
10/15 --- ---
10/14 --- ---

黒点 10/16 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:06 301 +1.5
-2 h 311 +1.8
-4 h 291 +2.3
-6 h 297 -0.2
-8 h 300 -0.4
-10 h 316 -0.2
-12 h 313 -1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -3 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
10/16 0.6 6x10^1
10/15 0.6 5x10^1
10/14 0.8 4x10^2
10/13 0.6 6x10^3
10/12 0.5 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/10/11 08:38 とても低速の太陽風が続いています。この後、小規模の変化がやって来そうです。
2007/10/12 10:09 260km/秒とたいへん速度の遅い太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
2007/10/13 11:14 太陽風はやや速度が上がりましたが、低速風が続いています。磁気圏も穏やかです。
2007/10/14 10:00 低速の太陽風が続いています。磁気圏もとても静かです。
2007/10/15 12:46 太陽風は低速ですが、磁場が南を向き、オーロラが活動的になりました。
最新のニュース

2007/10/16 10:11 更新
300km/秒と速度の遅い太陽風が続いています。コロナホールが太陽の中心に達しています。

担当 篠原

300km/秒とかなり速度の遅い太陽風が続いています。
磁場強度がやや強まって、6〜7nTに上がっていました。
南北成分はほぼ0nTですが、東西方向が大きく振れていました。

磁気圏はほぼ静穏です。
小さな変化がAE指数に見られている程度です。


今日は、SOHO EIT284の写真を掲載しています。
昨日のSTEREO写真の10時間後の映像ですが、
STEREOと比較すると、コロナホールはまだ少し前の位置にあります。
これは、STEREO Behindが地球よりも1日ほど先が見える場所にいるためです。

このSOHOの写真くらいで、コロナホールは中央に達したように見えます。
そう考えると、太陽風の変化は18日後半から19日くらいに始まりそうです。
今日、明日はこのまま穏やかに過ぎて行くのではないでしょうか。


太陽は無黒点で、非常に穏やかです。




SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。