宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/10/13 11:14 更新 太陽風はやや速度が上がりましたが、低速風が続いています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の乱れはやって来ましたが、規模は小さくなっていました。 ACEの太陽風データによると、 磁場強度は10nT近くまで強まりましたが、速度は350km/秒まで上がった程度でした。 平均的な速度にすら達していません。 前回は、それぞれ15nT、450km/秒くらいまで上がっていたことと比べると、 コロナホールの影響は一段弱まっています。 磁気圏も概ね静穏でした。 ただ、低速でしたが磁場強度が強まったので、 小さなオーロラ活動にはつながっていた様です。 AE指数で300nTに達しないくらいの小規模の変化です。 既に磁場強度は5nTに下がり、再び静かな太陽風にもどるでしょう。 27日周期の図によると、次の乱れは17日にやってくると思われる回帰性の高速風です。 この発生源のコロナホールですが、 SOHOの写真ではまだ淡く、見にくい状態です。 今日は、SOHO EIT284(黄色)と、EIT195(緑色)の2枚を掲載します。 EIT284の写真の更新が遅れているためです。 EIT195で、太陽の東端にコロナホールの黒い筋がなんとか見えています。 まだ東側に偏っているので、コロナホールの広がりがよく分かりません。 どうも前周期よりも広がりがなくなっている様で、 高速風の到来は17日よりも2日くらい遅くなりそうな印象です。 明日になればより見やすくなるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、大きく変化しながら数を減らしています。 小さな磁気圏の乱れでしたが、放射線帯にもしっかりと影響を及ぼしています。 太陽は無黒点で、非常に静穏です。 やっと情報欄に黒点群情報を加えたのに、それ以降無黒点が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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