宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/10/10 10:04 更新 太陽風はとても低速です(280km/秒)。磁気圏もとても静穏です。 担当 篠原 SOHOのLASCO C3カメラでCME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。 太陽の向こう側で発生し、西(右)に向かって飛び出しています。 飛び出す様子から、フィラメント消失によるCMEではないかと思います。 地球への影響はありません。 CMEの動画を作るのは久しぶりです。 さかのぼってみると、今年の1月25日以来でした。 これは、CMEが発生していなかったということではなく、掲載していなかっただけですが、 掲載したくなるほどの目立ったCMEがなかった、ということは言えそうです。 太陽風は更に速度が下がって、280km/秒を切りつつあります。 磁場強度も2nTに弱まっています。 とても穏やかな太陽風です。 太陽風磁場のセクターの切り替わりはまだ起こっていません。 前周期よりも1日ほど遅れています。 磁気圏はたいへん静かです。 AE指数には、ごく小さな山が2つほど見えますが、活動らしい活動とは言えません。 シベリア磁場データも平坦なデータが続いています。 昨日詳しく書きましたが、 このまま今日から明日の前半までは穏やかな太陽風が続くでしょう。 そして、明日の後半から明後日にかけて、 小規模の太陽風の乱れがやって来ると思います。 発生源のコロナホールは、SOHO EIT284の写真で、太陽の西に向かって進行しています。 すでに高速の太陽風は地球方向に放出されていて、 今、こちらへ向かっているところです。 どの程度の風がやってくるでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、次第にレベルが下がって来ました。 明後日くらいに磁気圏が乱れると、大きく数を減らすでしょう。 太陽は無黒点です。 X線のグラフはとても静かです。 SOHO LASCO C3カメラによる、10月9日のCME(太陽ガスの放出現象)。太陽の向こう側で、西に向かって飛び出しています。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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