宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/10/ 9 09:55 更新 とても速度の遅い太陽風で、磁気圏はとても静穏です。太陽は無黒点に戻りました。 担当 篠原 宇宙天気情報BOXと、ニュースの左端の情報欄に、新たに黒点群のリストを加えました。 NOAA/SWPCが発表しているデータを用いています。 各黒点群の番号、黒点数とともに、 磁場構造のタイプ(活動度の目安になります)、 過去3日間に起こした最大のフレアの規模を掲載します。 今は黒点が少なくてさみしいリストですが、 来年、再来年と太陽活動が活発になるにつれ、にぎやかなリストとなるでしょう。 どうぞ楽しみにお待ちください。 情報は、毎朝10時頃に更新されます。 太陽風は、速度が290km/秒まで下がり、かなり低速の状態です。 磁場強度は4nTで、ほぼ普通の状態です。 ACEの最新のところで、磁場が乱れていますが、 これは、セクター境界が近づいているためかもしれません。 27日周期の図を見て下さい。 前周期の今日にあたる9月12日に、地球はセクターをまたいでいます。 この境界の前後では、太陽風はほとんど乱れていません。 太陽風の速度がかなり遅いので、磁気圏はとても穏やかです。 AE指数はぴったりと0にくっついていて、 シベリアの磁場データもほとんど変化がありません。 この静かな状態は明日も続くでしょう。 問題はその後の太陽風です。 SOHO EIT284で、27日前の太陽と比較してみましょう。 太陽の中心やや南にコロナホールが見えています。 前周期(右)と今回(左)を比較すると、 色はやや淡くなっていますが、東西方向により広がっているようです。 広がりが出ているということから、 今回は前よりももう少し太陽風に変化が見られるのかもしれません。 到来のタイミングは前回とほとんど一致しそうですので、 11日に磁場の乱れが始まり、12日に入った頃に速度が上がり始めるでしょう。 前回は最高速度が450km/秒と、たいした変化ではありませんでしたが、 今回はもう少し上がるのかもしれません。 大きな乱れになることはありませんが、どういう太陽風が来るのか注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、やや高めで安定しています。 こちらは11-12日の乱れが来るまでは、減少はゆっくりです。 太陽は黒点が消えてしまいました。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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