宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/10/ 7 12:41 更新 太陽風は低速風に変わりつつあります。新しく黒点群が出現しました。 担当 篠原 太陽面に新しい黒点群が出現しました。 太陽のほぼ中央で、972黒点群と番号が付けられています。 (正しくは、10,972群です。記事中では10,000を省略しています。) 小さな黒点群で、目立った活動は見られません。 今回も、黒点群は赤道付近に出現しました。 なかなか高緯度側へのジャンプが発生しません。 太陽活動が新しい周期に入る頃、 黒点が現れる位置が、南北両半球の高緯度側に移ります。 そろそろ起こってもよい頃ですので、待ち構えているところです。 今日は、太陽面の磁場分布の写真を掲載します。 中央やや南に、972黒点群に相当する磁場の構造が見えています。 右に黒(S極)、左に白(N極)が見えています。 太陽活動が新しい周期に入ると、この順番が逆転して、 右に白、左に黒が見えるようになります(南半球の黒点群の場合)。 この極性は、北半球に現れた黒点群では反対になります。 太陽風はゆっくりと速度が下がり、370km/秒と低速風に変わりつつあります。 磁場強度は3nTとやや弱めです。 太陽風が穏やかになり、磁気圏のオーロラ活動も概ね穏やかです。 AE指数では、400nTくらいの活動がひとつ見えている程度で、 他はほとんど変化がありません。 この静かな太陽風は当分続きそうです。 SOHO EIT284の太陽写真の南東(左下)のコロナホールが次第によく見えて来ました。 前周期からほとんど変化がない様です。 前回と同様であれば、12日頃に小規模の太陽風の乱れが来るでしょう。 前回の最高速度は、500km/秒にも達しませんでした。 放射線帯高エネルギー電子は減少して、警戒レベルを割りました。 まだやや高めの状態ですので、注意が必要かと思いますが、 この後もゆっくりと減少が続けます。 SOHO MDIカメラによる、太陽面の磁場の様子。7日3時(世界時6日18時)。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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