宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/10/ 4 12:40 更新 600km/秒弱の高速太陽風が来ています。オーロラも活動的になっています。 担当 篠原 太陽風は速度が600km/秒弱まで上がり、高速風に変わっています。 前周期と同様に、一時的な上昇だと思いますが、 前回よりはやや規模が大きくなっています。 太陽風磁場は、5nTから3nTに弱まっています。 このことも、高速風が後半に入っていることを示しています。 速度が上がったため、オーロラ活動もある程度活発になっています。 AE指数では、500nTから700nTくらいの中規模の変化が発生しています。 シベリアの磁場データでは、昨日になって急に活動が活発になったのがよく分かります。 磁場強度は弱まっていますが、 南北成分が効率よく-3nTくらいに南を向いているので、 現在も中規模のオーロラが続いている様です。 この後も、南向きの傾向が続く間は、オーロラが続きます。 ただし、今夜くらいから速度の低下が始まるでしょう。 それとともに、オーロラの見え方も弱まって行きます。 そして、明日以降は太陽風、磁気圏ともに静穏に戻ると思います。 それから1週間から10日くらい穏やかな日が続きます。 放射線帯の高エネルギー電子は、磁気圏の乱れの影響で大きく数を減らしています。 ひとまず、10,000の警戒ラインよりも下がっています。 しかし、これから明日にかけて、ふたたび増加する可能性があります。 その場合、再び警戒レベルまで上昇しそうです。 もうしばらく注目してください。 太陽は無黒点で、大変穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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