宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/10/ 3 09:51 更新 放射線帯が高いレベルを保っています。これから、太陽風の乱れがやって来そうです。 担当 篠原 放射線帯の高エネルギー電子が、たいへん高いレベルを保っています。 昨夜はGOES11が100,000の線に達しそうでした。 ここまで上がるのはなかなか珍しいことです。 衛星の運用では障害が発生しやすい環境となっています。 注意が必要でしょう。 その一方、太陽風に乱れがやって来ている様です。 このまま磁気圏に擾乱を作るほどに大きく乱れれば、 放射線帯の高エネルギー電子は、その影響で数を大きく減らすでしょう。 今日、明日の変化に注目してください。 その太陽風ですが、27日周期の図では、前周期の9月6-7日に小さな速度の上昇が見られました。 この発生源と見られるコロナホールは、 昨日のSOHOの写真で紹介しました(今日の写真では見にくくなっています)。 今日あたりから、この太陽風の乱れが回帰してくるのではないかと予想しています。 現在、太陽風の磁場が次第に強まっています。 4nTとやや弱めだったのが、今朝くらいから上がって来て、間もなく10nTに達しそうです。 速度はまだ450km/秒あたりを前後している印象ですが、 この後、上昇していくのではないでしょうか。 磁場強度が強まったことで、磁場の南北成分が大きく変化するようになりました。 2時間ほど-5nTが続いたりしており、磁気圏に影響を与えているのではないかと思います。 今後速度が上昇すると、その影響は一段と大きくなります。 これからしばらく、オーロラ活動が活発になるかもしれません。 ただし、今回の太陽風の乱れはあくまで小規模にとどまるでしょう。 前回も1日続いた程度で、今回も同程度の規模になるのではないでしょうか。 明後日には静かになって、そこからは長い静穏な日が続きます。 太陽では、971黒点群は消えてしまった様です。 太陽は、再び無黒点になっています SOHO EIT284の太陽写真も、971群のところに明るい点があるだけで、 あとはぼんやりした、平面的な太陽になっています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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