宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 9/29 09:37 更新 速度600km/秒の高速太陽風が続いています。オーロラも活発です。久しぶりに黒点が出現しました。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 昨日の予想通り、弱まった磁場強度は再び強まっています。 5nTから一旦10nTに上がり、そして現在は7nTくらいです。 太陽風の速度もそれに合わせる様に、600km/秒から一旦500km/秒に下がり、 そして600km/秒に再び上昇しています。 地球は、高速風領域の中盤にいると考えられます。 オーロラの活動も活発です。 500〜1000nTの中規模活動が、連続的に発生しています。 現在、磁場強度もやや強めですので、 太陽風磁場が南を向けば、中規模のオーロラ活動が期待できます。 一方、SOHO EIT284で太陽コロナの様子を見ると、 現在の高速風をもたらしているコロナホールは、太陽の西端へだいぶ移動しています。 高速風として勢いのあるのも、今日、明日くらいで、 その後、速度は下がって行くでしょう。 SOHOの写真では、南半球の中央付近に、 かなり淡いですがもうひとつ小さなコロナホールが見えています。 4-5日後くらいに小さな太陽風の乱れをもたらすかもしれません。 27日周期の図では、前周期、9月6-7日に見えていた小さな速度の山の回帰です。 放射線帯高エネルギー電子は、大きく減少して、まだそれほど戻っていません。 明日にかけて、どう変化するか注目してください。 太陽では、久しぶりに黒点が出現しました。 太陽写真の中央やや左の、小さな点です。 ゴミの様にも見えますが、 SOHO EIT284でもこの部分が明るく光って見えるので、間違いありません。 971黒点群という番号がつけられています。 非常に小さな黒点群ですから、フレア活動には影響ないでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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