宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/10/ 1 12:19 更新 太陽風の速度が下がり始め、高速風は後半を迎えています。オーロラ活動も穏やかになって来ました。 担当 篠原 高速太陽風は後半に入っています。 昨日よりゆっくりと速度の低下が始まり、現在、550km/秒に下がっています。 速度としては依然高速ですが、磁場強度は3nTくらいに弱まっていて、 高速風の終わりが近づいていることを示しています。 速度、磁場強度ともに弱まって来たので、オーロラの活動も弱まっています。 AE指数の図では、前半には500nTくらいの小規模変動が見えていましたが、 後半はかなり穏やかになっています。 全体的なレベルの下がり具合は、 シベリアのデータで3日間を比較するとよりはっきりします。 右側の3分の1の変化の幅が、その前と比較するとだいぶ小さくなっています。 太陽風の速度は引き続き低下を続け、 明日には一旦通常のレベルに戻るだろうと思います。 その間はオーロラも穏やかでしょう。 しかし、3日か4日くらいに小さな速度の山が来るかもしれません。 SOHO EIT284で太陽の中心からやや右下に見える小さなコロナホールの影響です。 27日周期の図では、前周期の9月6-7日にその影響が見えています。 一時的にオーロラも活動的になりそうです。 コロナホールの規模が小さいので、乱れとしては小規模で短期間でしょう。 前周期のデータを参考にすると、 それから2週間近くに渡って、穏やかな日々が続くかもしれません。 新たなコロナホールの出現がないのかなど、興味は持たれます。 高速太陽風の影響で、放射線帯高エネルギー電子は更に増加しています。 青線のGOES11に続いて、赤線のGOES12も警戒レベルを超えました これからしばらく、警戒状態が続きます。 3日に太陽風の乱れがやってくると、そこで大きく減少するでしょう。 しかし、乱れが来なかった場合は、その後長い期間警戒状態が続きます。 太陽のフレア活動はとても穏やかです。 971黒点群は見えていますが、規模は小さく、活動はほとんど起こしていません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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