宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 9/27 10:05 更新 太陽風は通常の速度に戻りました。明日くらいから高速の太陽風がやって来るでしょう。 担当 篠原 昨日より太陽風の速度はずっと下がり続けて、 今朝は、400km/秒と普通の速度に戻っています。 磁場強度も2nTと弱まっていて、穏やかな太陽風です。 太陽風自体が穏やかになってきたことに加え、 磁場の南北成分が北寄りに推移しているので、 磁気圏のオーロラ活動はほとんど見られなくなっています。 シベリアの磁場データはすっかり平らになっています。 また、AE指数も、ごく小さな変化が見える程度です。 今日一日は、このまま穏やかな状態が続くと思います。 そして、明日以降、次の高速太陽風が地球へやってきます。 発生源のコロナホールは、太陽の南西に移動し、 地球へ影響が及び始める目安の位置に達しつつあります。 (太陽の中心と、西端の中間くらいが目安の位置です) 27日周期の図を見ると、 これは、9月1日に始まった高速風が回帰してくるものです。 前回は、最高速度は650km/秒に達し、4日ほど高速状態が続きました。 高速風の立ち上がりでは、オーロラ活動など磁気圏の擾乱が発生しやすくなります。 明日から明後日にかけて、太陽風に注意が必要です。 放射線帯高エネルギー電子は、やや高めの状態が続いていますが、 警戒レベルは下回っています。 次の高速風の到来で一旦大きく下げ、その後再び上昇すると思われます。 土曜日以降、注意が必要となります。 太陽のフレア活動はたいへん穏やかです。 黒点は見られず、SOHO EIT284を見ても、新しい黒点がやってくる気配はありません。 こちらはずっと静かです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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