宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 9/25 12:39 更新 高速太陽風は速度が下がり始めました。そして、次のコロナホールが来ています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 しかし、速度は下がり始めており、高速風は後半に入っています。 昨日も太陽風は、650km/秒を超えるかなり高い速度を保っていました。 一方、磁場強度はゆっくりと弱まり、3nTくらいに下がりました。 これは、太陽風の速度が下がり始める目安になります。 そして、今日に入った頃から速度が低下を始めました。 現在、ちょうど600km/秒を割ったところです。 まだまだ速度としては高いですが、 これから時間とともにゆっくりと下がって行くでしょう。 明後日には、一旦、通常の速度にもどると思います。 太陽風の速度はかなり速かったのですが、 磁気圏のオーロラ活動は、比較的低調でした。 AE指数では、500nT前後のやや小さめの変動が2回ほど見られただけで、 それほど荒れていません。 シベリアの磁場データも日を追うごとに変化が小さくなっています。 これは、太陽風磁場の南北成分が、あまり南を向かなかったためです。 磁場強度は既に弱まり、速度も下がり始めたことから、 今後は一段と穏やかになっていくでしょう。 そして、SOHO EIT284では、太陽の南側(下側)に大きなコロナホールが見えています。 かなり大きな見え方をしています。 前周期のEIT284の写真がないので、比較が難しいのですが、 恐らく規模は拡大していると思います。 右端がちょうど太陽の中心線に達しているので、 3日後の28日くらいに次の高速風が始まるでしょう。 今度の高速風もまた、前周期(9月2-4日)を上回る規模になる可能性があります。 放射線帯の高エネルギー電子が更に増加して、GOES11(青線)が警戒レベルに達しました。 高速風は後半を迎えていますが、こちらはもう少し上昇して、 2衛星とも10,000のレベルに達するかもしれません。 太陽は無黒点で、たいへん穏やかです。 黒点が最後に見えていたのは、9月7日のことです。 それから2週間以上、黒点が見えない状態が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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