宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 9/22 08:07 更新 速度が550km/秒を超えて、本格的な高速太陽風がやって来ました。 担当 篠原 太陽風の速度が550km/秒に上がり、本格的な高速風がやって来ました。 これからしばらく、活発なオーロラ活動が予想されます。 ACE衛星の観測によると、昨日より太陽風の速度は、 450-500km/秒とやや高速で安定していました。 そして、磁場強度は10nT弱、密度は10個/cm^3とこちらも高めの数値を保っていて、 速度は更に上昇するだろうと予想していました。 今朝に入って速度が上がり始め、現在550km/秒を超えたところです。 この後も更に上昇を続けて、600-700km/秒くらいまでは上がるのではないでしょうか。 速度が上がりきると、磁場強度が5nTくらいに弱まります。 これをひとつの基準にして、今後の変化を追いかけてみて下さい。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いています。 このため、ここまでの磁気圏活動は、それほど活発にはなっていません。 AE指数では300nTくらいの小規模のオーロラ活動が起こっています。 シベリアの磁場データでも、一昨日と比較すると、昨日の活動度は弱まっています。 今後も南北成分が北寄りに推移すると、比較的穏やかな状態が続くでしょう。 どこかで南寄りに切り替わると、速度が高まっているので、 オーロラの活動は一気に強まります。 活動が強まったら、こちらのオーロラライブカメラで、 今のオーロラをお楽しみください。 高速太陽風は、これから4-5日くらい続くでしょう。 SOHO EIT284では、コロナホールが太陽の中心線を通り過ぎるところです。 放射線帯の高エネルギー電子は、たいへん低いレベルです。 しかし、引き続き変化に注意してください。 太陽はとても静穏です。 黒点は見られません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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