宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 9/23 10:39 更新 600km/秒台の高速の太陽風が続いています。しかし、磁気圏活動は小規模です。 担当 篠原 太陽風は一段と速度が上昇し、600-650km/秒とかなり高速で推移しています。 一方、磁場強度(ACEの白線)は5nTに下がって来ました。 このため、高速風は最高速の領域に達したと考えられます。 太陽風磁場の南北成分(赤線)は、南北に振動していますが、 どちらかというと北寄り(プラス)で、 南側(マイナス)に振れる期間は短めのようです。 このため、オーロラ活動は活発化していますが、規模は小さめです。 AE指数で500nT弱の小規模の活動が、連続的に発生しています。 シベリア磁場データも、一昨日に続いて、 昨日はやや小さめの変化が記録されています。 今日から明日にかけて、太陽風は安定して高速状態を保つでしょう。 その間は、現状程度の磁気圏活動が見られると思います。 そして、太陽風速度はゆっくりと低下を始めます。 やがて、磁場強度が3nTくらいまで弱まっていくでしょう。 そうなると、太陽風速度の本格的な低下が始まります。 高速風は一旦終わって、また次の山がやってきます。 SOHO EIT284を見てください。 太陽の東南(左下)に次のコロナホールが来ています。 こちらは、前周期とほぼ同じ位置に見えています。 27日周期の図で、前回、9月1日に始まった高速風の回帰です。 今回は9月28日くらいにやってくることになりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、いくらか増加していますが、 今のところ、たいへん低いレベルにとどまっています。 高速風は続いていますので、もうしばらく様子を見る必要があります。 しかし、今回は大きな増加にはならないのではないでしょうか。 太陽はまだ無黒点のままです。 たいへん穏やかな状態が続いてます。 太陽写真に、969、970の群番号が書かれていますが、これは間違いです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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