宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 9/19 10:08 更新 太陽風の速度は遅く(330km/秒)、磁気圏は穏やかです。コロナホールが太陽の中心に見えています。 担当 篠原 SOHO EIT284の、最新の写真と、 27日前(同じ面を地球に向けていた時)の写真を比較します。 どちらも太陽の中心にコロナホールが見えています(周囲より暗く見えている領域)。 しかし、その大きさがずいぶん違っています。 27日前(8月22日)の右の写真では、コロナホールは小さく、色もやや淡かったのですが、 左の最新の写真では、東西南北両方に大きく広がり、より濃く見えています。 従って、今回は高速太陽風の規模が大きくなっている可能性があります。 前周期は、8月27日から3日間ほど高速風が続きました。 今回は、高速の状態がより長く続くのではないでしょうか。 また、先頭(右端)がやや伸びているように見えるので、 高速風の開始も早まる可能性があります。 明後日、21日くらいから注意が必要でしょう。 現在の太陽風は、速度330km/秒、磁場強度3nTと、低速でとても穏やかです。 磁気圏のオーロラ活動もとても静かで、シベリア磁場データには変化が全く見られません。 昨日書いたように、セクターの乱れが起こっていたため、 AE指数で200nTくらいの、小さなオーロラ活動は発生していた様です。 そのセクターですが、昨日のニュースの前後にばたついていましたが、 現在は「T」で落ち着いています。 もうしばらく見る必要がありますが、 「A」の期間は一段と短くなっているのかもしれません。 太陽は黒点もなく、とても穏やかです。 SOHO EIT284の写真では、東側から黒点が上がって来る気配も見られません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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