宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 9/12 09:48 更新 太陽風の速度がかなり下がっています(300km/秒)。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風は300km/秒まで速度が下がり、かなり低速になっています。 前周期の今の期間に、小規模の太陽風の乱れがやって来ました(27日周期の図参照)。 今回も多少の変化が見られるかもしれないと思っていましたが、 今のところ全く変化はありません。 この部分のコロナホールの影響は、完全に消えてしまった様です。 太陽風の速度がたいへん遅くなっているので、磁気圏は概ね静穏です。 シベリアの磁場データには小さな変化も見えていますが、 これは、太陽風磁場が-2nTくらいの弱い南向きになっていたためでしょう。 しかし、速度がたいへん遅くなっていますから、大きな活動にはなりません。 引き続き穏やかな宇宙天気が続くでしょう。 今日は、STEREOの太陽コロナ写真を掲載しています。 南半球(下側)に見えるコロナホールが、次第に太陽の西側に移動しています。 このコロナホールが太陽の中心に来た時(昨日掲載の写真がちょうどその位置です) に飛び出した高速の太陽風が、現在、地球へ向かって進んでいるところです。 コロナホールが地球の方向を向いて、3日くらいで高速風がやってきます。 14日頃になるのではないかと予想しています。 太陽は無黒点のままです。 X線の強度は最低レベルで、 太陽面に活動的な領域が全く見られないことを示しています。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。12日4時(世界時11日19時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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