宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 9/ 8 10:45 更新 太陽風の速度は低下しています(480km/秒)。高速太陽風は終わりに近づいています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 しかし、昨日のニュースの頃の550km/秒が最高速度で、 その後はゆっくりと下がり続けています。 現在は480km/秒となっており、今日いっぱいで高速風は終わりそうです。 磁場強度も、昨日のニュースの後に3nTくらいに下がりました。 この変化も高速風が後半に入ったことを示しています。 磁場の南北成分も、0nTを中心にしたとても小さな変化に変わりました。 この影響で、オーロラ活動も次第に小規模に変わっています。 今後は速度がどんどん下がって行くので、磁気圏も静穏になるでしょう。 この後、1週間程度穏やかな太陽風が続くでしょう。 今日は、SOHO EIT195の太陽写真を掲載しています。 コロナホールが、太陽の南東(左下)に見えて来ました。 これを、27日前の前周期の太陽と比較してください(右側の写真)。 太陽の中心部に見えていたコロナホールが姿を消し、 左側に伸びていた部分がより大きくなったと見ることができます。 27日周期の図では、前周期は8月15日から小規模の太陽風の乱れが始まっていました。 今回は、この部分は消え(今周期では9月11日)、 3〜4日遅れたころに乱れがやって来るのではないでしょうか(9月14〜15日ころ)。 コロナホールが南側にかたよっていることから、 今回も影響は小規模にとどまりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、磁気圏の乱れによって減少しています。 明日にかけて、ある程度上昇する可能性がありますが、 警戒レベルまで上がることはないだろうと思います。 ただ、もうしばらく注目を続けてください。 太陽では、970黒点群が西に没し、無黒点になりました。 X線ではBクラスの小さな変化が見えていますが、 これは没しつつある970群で起きたのではないでしょうか。 いずれにしても、太陽はとても穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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