宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 9/ 3 10:22 更新 太陽風は600km/秒台の高速風になっています。かなり活発なオーロラ活動も見られています。 担当 篠原 昨日のニュースのすぐ後、 太陽風の速度はもう一段上がって、600km/秒になりました 2日22時(世界時2日13時)くらいからは、更に640km/秒くらいに上がっています。 今周期も、かなり高速の太陽風となりました。 今朝に入って少し下がって、現在の速度はちょうど600km/秒です。 太陽風の磁場強度は、速度の上昇とともに10nTから5nTへ下がっています。 太陽風の密度も減少しており、高速風は速度のピークの領域に入っていると思われます。 太陽風磁場の南北成分を見ると、-5nTくらいの南向きが度々現れています。 速度が600km/秒台に上がっているので、オーロラ活動がかなり活発になっています。 AE指数では、1000nTを超える激しい変動が観測されています。 シベリアのデータも乱れっぱなしになっていて、その振幅も大きいです。 極域ではにぎやかなオーロラを観望することができたでしょう。 太陽風の磁場強度は、5nTのレベルを保っており、 本格的な速度の低下はもう少し先だと思います。 600km/秒台の速度が、今日いっぱいは続くかもしれません。 そして、SOHO EIT284の太陽写真を見てください。 最後尾のコロナホールが、ちょうど太陽の中心部を通過しているところです。 ここの影響は、3-4日後に地球にやって来ますので、 そのくらいまでは太陽風の高速状態が続くでしょう。 ただ、600km/秒台が続くということはなく、 明日くらいからは500km/秒台に下がるのではないかと思います。 放射線帯の高エネルギー電子の密度が一気に増加しています。 GOES11(青線)の方は、警戒ラインである10,000の線に達しつつあります。 これから更に増加すると予想されますので、衛星の運用などでは注意が必要です。 太陽面では、969黒点群が西に没して行きました。 現在見えているのは、970黒点群だけです。 X線のグラフは、低いレベルで小さな変動が見えています。 969黒点群による変化ではないかと思うのですが、 そうであれば、この後は静かになるでしょう。 引き続き変化が残るようであれば、970群が発生源だったということになります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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