宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 9/ 2 11:09 更新 太陽風の速度がゆっくりと上昇し、高速風になっています。オーロラも活発化しつつあります。 担当 篠原 ゆっくりと太陽風の速度が上がっています。 昨日の420km/秒から一本調子で上がり続け、現在550km/秒に達しています。 太陽風の磁場強度も、速度が上がるとともに5nTから9nTに強まりました。 現在も強いままですので、速度が更に上がるのではないかと思います。 速度が上がり、磁気圏の活動も活発化しています。 シベリアの磁場データを見ると、中規模のオーロラ活動が発生しています。 ACEの最後の部分を見ると、南北成分が大きく南北に振れる変化をしています。 速度が高まっていることもあり、これからオーロラ活動が激しくなるかもしれません。 ここまでの速度と磁場強度の様子から、 高速太陽風の本体はこれからやって来るのだろうと思います。 前周期同様、これから600km/秒を超える高速風になりそうです。 SOHO EIT284の写真では、 コロナホールが太陽の西端(右端)から、延々と中央部まで伸びています。 速度が上がったり下がったりしながら、 太陽風は1週間近くにわたって乱れた状態が続くと予想されます。 その間は、活発なオーロラ活動も期待されます。 放射線帯の高エネルギー電子は、レベルを更に下げています。 今後、上昇に転じると思われますので、以後の変化に注意してください。 太陽では、970黒点群が新しく発生しています。 太陽の中心付近で、EIT284の写真で明るく見えている場所です。 小さな黒点群です。 X線のグラフは、小さな変化が見られていますが、強度はたいへん小さいです。 太陽は穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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