宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 8/27 12:34 更新 太陽風の速度が上がりました(500km/秒)。磁気圏もやや活動的になっています。 担当 篠原 太陽風の速度が上昇し、高速風に変わっています。 昨日以降、太陽風の速度(ACEの黄色線)は400km/秒で推移していました。 しかし、今朝になって、27日5時(世界時26日20時)頃から速度が上がり始め、 現在、500km/秒に達しています。 前周期の速度変化と比較すると、高速風の様子がだいぶ変わっている様です。 速度上昇に先立って、太陽風の密度(橙色線)の上昇と、 磁場強度(白線)の上昇も見られています。 密度は、一時、60個/cm^3まで上がりました。 また、磁場強度も20nTまで強まり、現在も13nTくらいに強まったままです。 磁場強度がまだ高いレベルにありますので、速度は引き続き上昇するかもしれません。 磁場強度と速度が変化したことで、磁気圏もやや活動的になっています。 シベリアの磁場データでは、一番下のNOKで中規模の変化が見られています。 速度が上がる前の、磁場強度が強まったことの影響の様です。 現在は、速度が上がり、磁場強度も強まったままなので、 磁気圏活動の活発な状態が続く可能性があります。 引き続き、注意してください。 高速風は3日程度続きそうに思われます。 今日もSTEREOの写真を掲載しています。 SOHOのEITカメラは観測休止の期間に入っています。 太陽コロナの写真を見ると、太陽の南東(左下)に次のコロナホールが見えています。 前周期と比較すると、やや西(右)にずれたような印象です。 27日周期の図で見ると、前周期の8月6日に始まった高速風の発生源ですが、 今回は到来が少し早まるかもしれません。 STEREO Behindのカメラでは、コロナホールの位置が、 SOHOで見るよりも1日くらい進んで見えますので、注意してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、低いレベルに下がったままです。 現在の高速風の影響は、明日以降見えて来るでしょう。 太陽は969黒点群が見えるだけです。 黒点はやや小さくなったようです。 X線のグラフには全く変化は見られず、穏やかな太陽です。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。27日4時(世界時26日19時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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