宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)
オーロラ(衛星) (NICT)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Environment Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/ 8/17 07:12 やや高速の太陽風が続いています。小規模のオーロラ活動が見られています。
2007/ 8/19 10:35 太陽風はやや低速になっています。磁気圏も静穏です。太陽で小さな活動が見られています。
2007/ 8/20 07:57 穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
2007/ 8/21 09:21 太陽風は低速(360km/秒)で、磁気圏はとても穏やかです。
2007/ 8/22 19:41 太陽風はかなり低速になっています。これから乱れがやって来るでしょうか。
最新のニュース

2007/ 8/23 10:10 更新
低速の太陽風が続いています。穏やかな状態が続きそうです。

担当 篠原

低速の太陽風が続いています。
速度は320km/秒前後で推移しています。
かなり低速のままです。

高速風の回帰が見られる可能性がありましたが、
来ないままとなりそうです。
コロナホールが弱まっていた通りだったと言えそうです。

ACEのグラフを見ると、昨日の夕方より、
-4nTの安定した南向きが7時間ほど続いていました。
磁気圏へ影響を及ぼしうる変化ですが、
なにしろ太陽風の速度がかなり下がっているので、
目立った磁気圏活動は発生していません。

AE指数では、200nTくらいの小さな変化が見られているだけです。
シベリア磁場データでも、小規模の変動が記録されているだけです。


今後の展開ですが、25日頃から高速の太陽風がやって来そうです。
SOHO EIT284の太陽写真で、コロナホールがちょうど太陽の中心に達しています。
昨夜の写真なので、その3日後で25日頃という見積もりです。
27日周期の図によると、前回は600km/秒の高速状態が4日程度続いています。


太陽黒点の写真は、昨日と同じままですが、
969黒点群が東の端に見えています。
今回の黒点も赤道の近くでした。
黒点の活動周期が極小を迎えると、黒点がより高い緯度で現れるようになります。
その時を待っているのですが、なかなかやって来ません。

黒点の規模は小さく、フレア活動は静穏です。




SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。