宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 8/13 08:15 更新 太陽風は通常の状態に戻っています。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 太陽風は引き続きゆっくりと速度を下げ続け、400km/秒になりました。 高速風は終わり、通常の太陽風に戻りました。 磁場強度も、4nTから2nTへと弱まっています。 27日周期の図を見ると、今回の高速風も、前周期とほぼ同じ経過をたどりました。 速度が下がって来たため、磁気圏の活動も概ね穏やかになっています。 12日19時(世界時12日10時)付近で、太陽風の磁場が-4nT程度南を向き続け、 小規模のオーロラ活動が発生しています。 しかし、目立った変化はこの程度です。 速度も磁場強度も弱まったことで、 磁気圏は、今後は一段と穏やかになるでしょう。 SOHO EIT284の太陽写真では、 次のコロナホールが、太陽の中心から南寄り(下寄り)に見えています。 27日前(7月16日)の、前周期の写真と比較してください。 コロナホールは、前回よりも一段と縮こまってしまった様です。 27日周期の図で太陽風の変化を見ると、 前周期の高速風(7月20-22日)も、最高速度が500km/秒程度で、 規模の小さいものでした。 今回、コロナホールが弱まったことで、 やって来る高速風はもう一段弱まったものになるかもしれません。 3日後の16日くらいから影響が見られるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子の増加はほとんど止まっています。 やや高めのレベルですが、今回は、警戒ラインには達しそうにありません。 太陽のフレア活動はとても穏やかです。 966黒点群は規模が小さくなり、掲載の写真では見つけることができなくなりました。 今日から来週の22日まで、観測のためにカムチャッカ半島へ出かけます。 その間、更新をお休みしたり、更新する時刻が遅くなると思います。 申し訳ありませんが、しばらくの間ご了承ください。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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