宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 8/12 09:35 更新 太陽風は、速度が下がり始めています。南向き磁場の影響で、オーロラ活動が活発でした。 担当 篠原 高速風は後半に入りました。 昨日の夕方、11日18時(世界時11日9時)頃までは、560km/秒を保っていましたが、 そこから低下が始まり、現在は480km/秒に下がっています。 太陽風の磁場強度は4nTと、弱まって来ましたが、 まだ多少強さが残っている印象です。 そして、磁場の南北成分が、南寄りの傾向になっていました。 ACEの図のまん中から後半にかけて、半日近く、 -3nTくらいの弱い南向きが連続して見られています。 この影響で、中規模のオーロラ活動が発生しています。 シベリアの磁場データを見てください。 磁場が大きく南を向いた2日前(図の中心)の活動よりは弱まっていますが、 昨日(図の右側)にも、活発な変化が記録されています。 高速風はこれから次第に弱まって行くでしょう。 今日いっぱいくらいは450km/秒くらいのやや高めの状態が続いて、 静穏レベルに戻るのは明日になりそうです。 速度が下がって来たので、オーロラ活動は穏やかになるでしょう。 その後、15日まで穏やかな状態が続き、 16日くらいから次の高速風がやって来るでしょう。 その発生源となるコロナホールが、SOHO EIT284の写真で見えています。 放射線帯の高エネルギー電子が、増加を始めています。 1000を超えて、やや高めのレベルまで上がっています。 今回の高速風の規模は小さかったので、 この後、警戒レベル(10000)まで上がるかどうかは微妙だと思います。 明日の変化に注目してください。 太陽は穏やかです。 966黒点群がひとつあるだけです。 SOHO EIIT284の写真でも、966群以外に明るい領域は全く見られません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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