宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 8/ 8 13:20 更新 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラ活動も活発です。 担当 篠原 600km/秒台の高速風が続いています。 昨日のニュースの頃に、太陽風はちょうど600km/秒へ達したのですが、 その後もゆっくりと上昇して、 7日17時(世界時7日8時)頃に、700km/秒にまで上がりました。 ただし、そこが最高点だった様で、 速度はそこから下がる方向に変わり、現在は600km/秒まで戻っています。 速度がかなり上がったことで、磁気圏のオーロラ活動も活発になっています。 AE指数では、500nTから1000nTの中規模の活動が一日にわたって見られました。 その変化は、シベリア磁場データでも観測されています。 太陽風磁場の南北成分を見ると、 振幅はそれほど大きくありませんが、南北をまたぐように変化が続き、 -3nTくらいの南向きがよく見られています。 オーロラが活発だったのは、この影響も大きいでしょう。 もしここで、南向きの振幅が-5nTなど、更に大きかった場合は、 一層激しいオーロラ活動が起こっていたと思われます。 太陽風の速度は、かなり高い状態です。 今後も、オーロラ活動が活発に続く可能性があります。 ただし、速度は低下の傾向にあることと、磁場強度が弱まって来ていますので、 オーロラ活動の規模自体は次第に小さくなって行くでしょう。 SOHO EIT284の太陽写真では、コロナホールが太陽の中心を過ぎています。 現在の高速風が一段落着く頃に、次はこちらのコロナホールの影響が始まるでしょう。 来週の初めくらいまで、太陽風は比較的乱れた状態が続くと思われます。 放射線帯の高エネルギー電子が増加を始めています。 青線のGOES11は、4,000のレベルに達しています。 明日には警戒ラインである10,000に到達するかもしれません。 今後の高エネルギー電子の変化に注意してください。 小さなCクラスフレアを起こした966黒点群ですが、その後は落ち着いています。 太陽は穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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