宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 8/ 7 09:35 更新 高速太陽風が始まりました(600km/秒)。オーロラも活発に発生しています。 担当 篠原 太陽風の速度が上昇し、高速風が始まりました。 現在の速度は600km/秒で、引き続き上昇する可能性があります。 ACE衛星の観測によると、 昨夜、6日22時(世界時6日13時)頃から磁場強度が上昇を始めました。 それまでの5nTから、今朝、7日8時(世界時6日23時)には、 20nT近くにまで上昇しています。 そこでがくんと下がって、現在は10nTです。 それでも、まだ強まった状態です。 磁場強度が強まるとともに、太陽風の速度もゆっくりと上昇を始めたのですが、 磁場強度が最大に達したところで、一気に600km/秒に上がりました。 かなり高い速度ですが、磁場強度がまだ強まったままであることから、 もう一段上昇する可能性があります。 27日周期の図を見ると、高速風の始まりは前周期とそれほど変わりませんでした。 磁場強度の強まり具合もよく似ています。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、 最後尾のコロナホールがちょうど太陽の中心を通過しています。 これから1週間近くに渡って、太陽風は乱れた状態が続くでしょう。 太陽風の乱れが始まって、磁気圏活動も活発化しています。 磁場強度が強まるとともに、-5〜-7nT程度の強めの南向き磁場が続きました。 このため、AE指数では500nTから1000nTの中規模のオーロラ活動が観測されています。 シベリアの磁場データも活発に変化しています。 現在、速度が高まった上に、磁場強度も強まった状態が続いています。 太陽風磁場が南を向くことによって、活発な磁気圏擾乱が発生するでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、減少の傾向にあります。 高速風が一段落着く頃から上昇に転じる可能性がありますので、 今後の変化に注目してください。 太陽では、966黒点群がC1の小規模フレアを2回起こしています。 黒点群の規模は特に変化がなく、今のところ活発な活動には繋がりそうにありません。 基本的に太陽は穏やかな状態を保ちそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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