宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 8/ 3 10:42 更新 太陽風の速度が下がり始めました。高速風は終盤を迎えています。 担当 篠原 昨日、600km/秒にまで上昇した太陽風の速度は、 今日に入った頃からゆっくりと下がり始めています。 現在は、520km/秒に下がっています。 高速風は続いていますが、次第に終わりに近づいています。 太陽風の磁場強度は、3nTと弱まっています。 目立った南北成分の変化は見られず、 高速風は続いていますが、オーロラ活動は小規模です。 AE指数では、300nT規模の変化が見られています。 シベリアの磁場データでも、その変動が見えています。 今日から明日にかけて、太陽風の速度は低下を続け、 地球は一旦高速風の領域を抜け出します。 しかし、続いてすぐに次の高速風がやって来そうです。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、太陽の中心部の南側(下側)に、 あまりはっきりした姿ではありませんが、コロナホールが広がっています。 こちらの影響が、続けて地球に及びそうです。 27日周期の図によると、前周期は7月11日に太陽風の変化が見られています。 これをこのまま持って来ると、今回の乱れの始まりは、4日後の8月7日となります。 しかし、現在のSOHOの写真では、 コロナホールは太陽の中心線をまたいで、東西に広がって見えます。 太陽風の乱れがやってくるのは、早まるのではないでしょうか。 現在の高速風の終わりとともに、次の太陽風の乱れがどのように始まるのか、 これから数日間注目して下さい。 放射線帯の高エネルギー電子は、増加の勢いが止まっています。 赤線のGOES12のグラフが上がっていますが、青線のGOES11の増加は止まり、 この様子では、今回は警戒レベルまでは到達しないようです。 しかし、もうしばらく注意してください。 太陽は無黒点のままです。 フレア活動はたいへん穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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